静岡の無宗教葬・お別れ会|費用相場・式次第・成功のポイント完全ガイド

宗教者を招かず、故人らしい自由な式次第で執り行う「無宗教葬(自由葬)」「お別れ会(偲ぶ会)」は、故人の遺志や宗教観の希薄化を背景に静岡県内でも選ばれるご家族が増えています。本記事では費用相場、仏式との違い、式次第・進行例、後日開催のお別れ会、菩提寺との関係、会場選び、成功のポイントまで葬祭ディレクター監修のもと完全解説します。

無宗教葬・お別れ会とは何ですか?

無宗教葬は宗教者(僧侶・神職・神父等)を招かず、宗教的儀式(読経・祝詞・讃美歌等)を行わない葬儀形式。「自由葬」とも呼ばれ、故人らしい自由な式次第(音楽葬・献花式・思い出語り等)で構成します。

日本の葬儀の約9割は仏式とされますが、近年は「故人が無宗教だった」「家族が特定の宗教を持たない」「自由な形で送りたい」という理由で無宗教葬を選ぶご家族が静岡県内でも徐々に増えています。

無宗教葬の特徴は「決まった式次第がない」こと。故人の人生観・趣味・職業・愛した音楽などを反映した、唯一無二の式が組めます。一方で「型がない」ゆえに、ご家族や葬儀社の準備力が問われる形式でもあります。

「お別れ会(偲ぶ会・追悼会)」は、火葬後に日を改めてホテル・レストラン・葬儀社のホールで「故人を偲ぶ場」として開催する形式。「家族葬+後日お別れ会」「直葬+お別れ会」など、近年の「2段階葬儀」の代表的な選択肢です。静岡市・浜松市の主要ホテル(ホテルセンチュリー静岡・グランドホテル浜松等の会場利用例も多い)でも開催可能です。

無宗教葬・お別れ会の費用相場はいくらですか?

基本セット¥30万〜¥80万、飲食・装花・演出を含む総額で¥30万〜¥100万が中心価格帯(2026年5月時点)。お布施が不要な分、家族葬の仏式より¥20〜¥50万抑えられますが、演出にこだわると総額は仏式同等にもなります。

項目 費用目安 備考
基本セット(祭壇・棺・装花・遺影) ¥30万〜¥80万 仏式より装花が華やかで好まれる傾向
式場使用料 ¥10万〜¥30万 セレモニーホール・ホテル等
飲食(通夜振る舞い・会食) ¥3,000〜¥6,000×人数 立食ビュッフェ形式も増加
演出費(音楽・映像・司会) ¥5万〜¥30万 スライドショー・生演奏等
司会者・進行係 ¥3万〜¥10万 プロMC・葬祭ディレクター対応
お布施 ¥0 宗教者不在で不要(最大の節約)
沓谷/浜松斎場 火葬料(大人) 静岡市民12歳以上¥10,000/浜松市民¥0 市外: 静岡¥44,000(12歳以上)/浜松¥42,000(12歳以上)

※出典: 鎌倉新書「第6回お葬式に関する全国調査」(2024年)・静岡市営静岡斎場・浜松市営浜松斎場利用案内(2026年5月時点)・全葬連葬祭サービスガイドライン。演出・装花仕様で総額は大きく変動します。

後日お別れ会(ホテル開催)の費用相場

  • 会場費(ホテル宴会場・レストラン): ¥10万〜¥30万
  • 飲食(立食ビュッフェ/着席コース): ¥4,000〜¥1万×人数
  • 装花・遺影・献花台: ¥5万〜¥15万
  • 司会・進行: ¥3万〜¥10万
  • 記念品・引き出物: ¥1,500〜¥3,000×人数
  • 映像・音響演出: ¥5万〜¥30万
  • 50名規模の総額目安: ¥50万〜¥150万

無宗教葬と仏式葬儀の違いは?

宗教者の有無、宗教的儀式(読経・焼香)の有無、決まった式次第の有無、お布施・戒名の有無、宗派文化への配慮の有無が大きな違い。仏式は伝統的な型に従い、無宗教葬は自由な構成です。

比較項目 無宗教葬 仏式葬儀
宗教者 招かない 僧侶を招く
読経・焼香 なし 読経・焼香あり
式次第 自由・故人らしさ反映 宗派の伝統作法
献花 献花(白菊・カーネーション等) 焼香が主
音楽 故人の好きな曲・生演奏も可 読経が中心
お布施・戒名料 不要(¥0) ¥30万〜¥80万
戒名 なし(俗名のまま) あり(信士〜院号)
納骨 霊園・樹木葬・散骨等を選択 菩提寺の墓・納骨堂

無宗教葬の式次第・進行例は?

無宗教葬の式次第は決まった型がなく自由ですが、一般的には「開式・黙祷 → 故人略歴紹介 → 思い出映像・スライド → 献花 → 弔辞・別れの言葉 → お別れ → 出棺」の流れで進行します。

無宗教葬の標準的な式次第(60〜90分)

  • 開式の辞(司会): 開式宣言・参列御礼
  • 黙祷(全員): 故人への黙祷(1分間)
  • 故人略歴紹介(司会): 生年月日・経歴・人柄を朗読
  • 思い出映像・スライドショー: 5〜10分の写真スライド+BGM
  • 故人の好きだった音楽: 生演奏(ピアノ・バイオリン等)またはCD
  • 弔辞・別れの言葉: 友人・職場代表・親族代表が3〜5名
  • 献花: 全員が献花台に白菊またはカーネーションを捧げる
  • 遺族代表挨拶(喪主): 参列御礼・故人への思い
  • 最後のお別れ: お花入れ・棺の蓋閉め
  • 出棺: 静岡斎場/浜松斎場へ移動
  • 火葬・収骨: 通常通り

音楽葬として演出する場合

故人の好きな音楽を中心に構成する「音楽葬」も人気の形式。クラシック・ジャズ・歌謡曲・演歌・ロック・J-POP・童謡など、故人の人生を象徴する音楽を生演奏またはBGMで流します。プロのピアニスト・バイオリニスト・声楽家を招く場合は¥10万〜¥30万の演奏料が別途。葬儀社の音楽葬プランで予算に応じた構成が可能です。

献花式・献灯式として演出する場合

参列者全員が花を捧げる「献花式」、ろうそく・キャンドルを灯す「献灯式」もよく選ばれます。仏式の焼香に対応する形式で、宗教色を排しつつも厳粛な雰囲気を保てます。

お別れ会(偲ぶ会)を後日開催する場合は?

家族葬・直葬で火葬を済ませた後、四十九日や1か月後にホテル・レストランで「お別れ会(偲ぶ会)」を開催する形式。参列者の都合に合わせやすく、故人の知人・職場関係者を広くお招きできます。

後日お別れ会のメリット

  • 準備時間が取れる: 故人の経歴整理・映像準備・式次第設計に時間をかけられる
  • 参列者の都合に合わせやすい: 平日開催を避け、土日祝開催が可能
  • 家族の体力回復: 葬儀直後の疲労を癒した後に開催
  • 会場選択肢が広い: ホテル宴会場・レストラン・故人ゆかりの場所
  • 明るい雰囲気で開催可: 笑顔で思い出を語り合う場として演出可
  • 香典・参列の負担減: 「香典・喪服不要」の会も増加

後日お別れ会の式次第(2時間)

  1. 受付(13:00〜13:30): 受付・献花・写真展示鑑賞
  2. 開会の辞(13:30): 司会挨拶・故人略歴紹介
  3. 黙祷(13:40): 故人への黙祷
  4. 遺族代表挨拶(13:45): 喪主から参列御礼
  5. 思い出映像(13:55): スライドショー・故人ゆかりの音楽
  6. 献花(14:05): 参列者全員の献花
  7. 友人代表スピーチ(14:25): 故人との思い出を3〜5名が語る
  8. 会食・歓談(14:45〜15:30): 立食ビュッフェ・着席コース
  9. 記念品贈呈・閉会(15:30): 引き出物配布・お別れ

静岡県内の主要会場タイプ

  • シティホテル宴会場: 静岡市・浜松市中心部のホテル(ホテルセンチュリー静岡・グランドホテル浜松等)で実績多数
  • 葬儀社の自社ホール: 葬祭ディレクター在籍・準備力がある
  • レストラン: 故人がよく通った店・カジュアルなお別れ会向き
  • 故人ゆかりの場所: 母校・職場関連施設・趣味の活動拠点

無宗教葬で菩提寺・親族との関係はどうしますか?

菩提寺がある場合は事前に「無宗教葬で執り行いたい」を必ず相談。納骨拒否・檀家関係解消のリスクがあるため、関係維持を望む場合は仏式の最小規模葬への変更も検討。親族の合意も事前に取ることが必須です。

菩提寺との関係(直葬と同様の注意点)

無宗教葬は宗教者を招かないため、菩提寺(先祖代々の墓がある寺院)を持つご家族の場合、寺院との関係に大きな影響を及ぼす可能性があります。

  • 納骨拒否: 「菩提寺の墓には葬式を経た方しか入れない」という方針
  • 戒名なしの問題: 仏式墓では位牌に戒名記載が一般的だが、無宗教葬では戒名なし
  • 檀家関係解消: 寺院判断により離檀を申し渡される事例も
  • 家族の意向の不一致: 故人は無宗教でも親族が仏式を希望するケース

静岡県内は曹洞宗・浄土真宗・臨済宗・日蓮宗の寺院が多く、檀家制度が比較的根強い地域もあるため、菩提寺との関係を維持したい場合は無宗教葬ではなく「家族葬(仏式・最小規模)」「直葬+菩提寺で戒名授与」等の折衷案も検討します。

親族との合意形成

無宗教葬は「型がない」ため、親族の中で意見が分かれやすい形式です。「故人の遺志」を最大の根拠にして、配偶者・子・故人の兄弟姉妹までは事前合意を取ることが推奨されます。「無宗教葬は故人の希望でした」「家族葬+後日お別れ会の組み合わせで広く弔問は受けます」など、説明できる準備を整えておきましょう。

納骨先の選択肢

  • 公営霊園: 宗教不問。静岡市・浜松市等の市営霊園
  • 民営霊園: 宗教不問の霊園
  • 樹木葬: 静岡県内でも普及。宗派不問
  • 納骨堂: 都市型・室内型納骨
  • 海洋散骨: 駿河湾・遠州灘での散骨も可能
  • 手元供養: 自宅での骨壷安置

無宗教葬の式場・会場の選び方は?

参列規模、演出(音楽・映像)対応の可否、装花の自由度、宗教不問のホール、控室・待合・駐車場の有無で選びます。仏壇・本尊のない式場が雰囲気的に整いやすい傾向です。

無宗教葬の会場タイプ

タイプ特徴注意点
葬儀社の自社ホール無宗教葬対応プランあり・装花自由・音楽機材完備仏壇・本尊が常設の場合は要確認
セレモニーホール広いホール・ステージ・映像機材完備無宗教葬実績の確認
市民葬祭施設公共施設・宗教不問演出・装花の自由度が限定的
ホテル宴会場後日お別れ会向き・華やか通夜・告別式は不可
自宅完全に自由・故人の家で送れるスペース・近隣配慮要

静岡県で会場を選ぶときのチェックポイント

  • 無宗教葬の実施実績: 葬祭ディレクターが無宗教葬の進行に慣れているか
  • 映像・音響機材: スクリーン・プロジェクター・スピーカー・マイクの完備
  • 装花の自由度: 白菊以外のカラフルな花も使用可
  • 司会者・MC手配: プロMCの手配が可能か
  • 火葬場までの距離: 静岡斎場・浜松斎場までの移動時間
  • 駐車場: 車社会の静岡県では特に重要

無宗教葬を成功させるポイント・注意点は?

故人らしさの反映、参列者への事前説明、親族・菩提寺との合意形成、納骨先の確保、司会・進行の質、装花・映像の準備、後日対応の段取りが成功の鍵。型がない分、ご家族と葬儀社の連携が問われます。

成功のチェックリスト

  1. 故人らしさの反映: 趣味・職業・愛した音楽・写真・思い出を式に取り入れる
  2. 参列者への事前案内: 「無宗教葬につき、香典・お悔やみは平服で」等を訃報連絡時に明記
  3. 親族の合意: 配偶者・子・故人の兄弟姉妹までは事前合意
  4. 菩提寺との調整: 納骨先・檀家関係を事前確認
  5. 納骨先の確保: 霊園・樹木葬・散骨等の準備
  6. 司会・進行のプロ手配: 無宗教葬は司会力で雰囲気が決まる
  7. 映像・音楽の準備: スライドショー・BGM・生演奏の段取り
  8. 装花の選定: 白菊一辺倒でない、故人らしい花を選ぶ
  9. 後日対応: 自宅弔問対応・お別れ会の検討
  10. クーリングオフ: 契約後8日間は特定商取引法により書面解除可能

注意点・落とし穴

  • 「型がない」ことによる準備不足: 仏式のように決まった流れがないため、構成力が問われる
  • 参列者の戸惑い: 焼香慣れした方が「献花でいいのか」と迷うケース
  • 菩提寺との関係悪化: 事前相談なしで強行すると納骨拒否のリスク
  • 後悔のリスク: 「やはり仏式で送るべきだった」という遺族の心残り事例
  • 納骨先未確保: 葬儀後に納骨先を探すと選択肢が限られる

トラブルや不安があった場合は、静岡県消費生活センター(054-202-1000)・静岡市消費生活センター(054-221-1056)・浜松市消費生活センター(053-457-2205)・全国共通の消費者ホットライン(188)へ相談できます。無宗教葬・お別れ会は実績ある葬儀社の葬祭ディレクターに早期相談することが、成功のもっとも重要なポイントです。

よくある質問

Q. 無宗教葬とはどんな葬儀ですか?

無宗教葬は宗教者(僧侶・神職・神父等)を招かず、宗教的儀式(読経・祝詞・讃美歌等)を行わない葬儀形式です。「自由葬」とも呼ばれ、故人らしさを反映した自由な式次第(音楽葬・献花式・思い出語り等)で構成します。

Q. 無宗教葬の費用相場はいくらですか?

基本セット¥30万〜¥80万、飲食・装花・演出を含む総額で¥30万〜¥100万が中心価格帯(2026年5月時点)。お布施が不要な分、家族葬の仏式より¥20〜¥50万抑えられますが、演出にこだわると総額は仏式同等にもなります。

Q. お別れ会(偲ぶ会)と無宗教葬の違いは?

無宗教葬は通常の葬儀(ご逝去〜火葬)を宗教者なしで執り行う形式、お別れ会(偲ぶ会)は火葬後、四十九日や1か月後にホテル・レストラン等で「故人を偲ぶ会」として開催する形式です。家族葬+お別れ会の組み合わせも増えています。

Q. 無宗教葬でも火葬・納骨はどうしますか?

火葬は静岡斎場・浜松斎場等の公営火葬場で行います(墓埋法第3条で24時間後火葬が必須)。納骨は菩提寺が無宗教葬を受け入れる場合は通常通り、受け入れない場合は霊園・樹木葬・散骨等の選択肢があります。事前確認が必須です。

静岡の無宗教葬・お別れ会のご相談はお電話で

故人らしさを反映した自由な式次第・後日お別れ会の構成・会場選びまで、葬祭ディレクターが24時間365日ご相談承ります。

050-6881-1319 受付時間 24時間365日 無料見積もり・お問い合わせフォーム

出典・参考情報

  • 鎌倉新書「第6回お葬式に関する全国調査」(2024年)
  • 静岡市営静岡斎場 利用案内(静岡市役所 054-254-2111・2026年5月時点)
  • 浜松市営浜松斎場 利用案内(浜松市役所 053-457-2111・2026年5月時点)
  • 全葬連(全日本葬祭業協同組合連合会)葬祭サービスガイドライン
  • 厚生労働省「葬祭ディレクター技能審査」制度概要
  • 静岡県消費生活センター(054-202-1000)・静岡市消費生活センター(054-221-1056)・浜松市消費生活センター(053-457-2205)
  • 墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年法律第48号) 第3条
  • 特定商取引法 第49条の2(クーリングオフ規定)
最終更新: 2026-05-25
電話で相談 フォームで相談